CNNニュースより転載
カナダ・オンタリオ州で開かれている演劇祭「ストラトフォード・フェスティバル」でこのほど、劇場の観客席に補助犬の卵が十数頭並び、ミュージカルを鑑賞した。
補助犬を育成する2年間の訓練プログラムの一環。劇場を訪れる飼い主に付き添い、足元や座席の下でじっと待つことを覚えさせるためだ。
未来の補助犬のために、本物のミュージカル「ビリー・エリオット」が上演された。外部からの刺激に敏感な観客向けに音響や照明を抑えた「リラックス・パフォーマンス」は、訓練にも最適だ。
担当の訓練士によると、どの犬も最後まで行儀良く待機し、カーテンコールでも客席は静まり返ったままだった。ただし途中で好奇心を抑えきれず、客席の上に頭を出して2~3分ほどステージをのぞき見る犬もいたという。
補助犬の卵たちはこれまで、動物園や地下鉄、混雑したイベント会場などで、慣れない光、音、動きに慣れる訓練を重ねてきた。
劇場では10月にも、補助犬訓練用のリラックス・パフォーマンスが予定されている。次回は合わせてマジックショーが上演される可能性もあるという。
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