まずは身体障害者補助犬を知っていただくことから

🐾 身体障害者補助犬とは

身体障害者補助犬(以下、補助犬)は、盲導犬、介助犬、聴導犬のことです。

目や耳や手足に障がいのある人のお手伝いをする犬のことで、ペットではありません。特別な訓練を受けているので 社会のマナーを守れますし、衛生面も管理されています。そのため公共施設や交通機関、飲食店など、いろいろな場所に同伴できます。

出典:政府広報オンライン


盲導犬とは

見えない・見えにくい人が、行きたい時に行きたい所へ安全に歩けるようにサポートします。障害物を避けたり、立ち止まって曲がり角や段差を教えたりします。“盲導犬”と表示したハーネス(胴輪)をつけています。


介助犬とは

手や足に障害のある人の日常生活動作をサポートします。落とした物を拾って渡したり、指示したものを持ってきたり、脱衣の介助などを行います。緊急のときには家族を呼びに行ってくれます。 “介助犬”と表示したコートを着ています。


聴導犬とは

聞こえない・聞こえにくい人に必要な生活音を知らせます。玄関チャイム音、メールやFAX等着信音、赤ちゃんの泣き声、屋外では車のクラクション、銀行で名前を呼ばれた時などを聞き分け教えます。“聴導犬”と表示したコートを着ています。


徳島県で活躍している補助犬は

盲導犬2頭、介助犬2頭、聴導犬1頭です。


全国で活躍している補助犬は

盲導犬941頭、介助犬65頭、聴導犬68頭です。


3種の補助犬が活躍している都道府県は47のうち13です。

(厚生労働省H31.3.1現在)

🐾 身体障害者補助犬法

この法律は

  1. 公共施設・スーパー・病院など不特定多数の人が利用する施設や交通機関では、補助犬の同伴を拒んではならないことが規定されています。
  2. 補助犬を同伴する障害のある人は、補助犬の行動を適切に管理しなければなりません。
  3. 指定された補助犬育成団体では、良質な補助犬の育成と指導を義務付けられています。

詳しくは厚生労働省ホームページをご覧ください。

🐾 補助犬も社会の一員として

パートナーは責任を持って行動しています。

・人間社会のルールを守り、社会参加できるように行動管理をしています。

・定期検診・予防接種を受け、体調不良の時はすぐに受診し健康管理をしています。

・定期的なシャンプー・毎日のブラッシングで清潔を保ちます。外出時は、抜け毛で迷惑をかけないように、また補助犬の体が汚れないように服を着せて衛生管理をしています。

🐾 補助犬への関心が薄れていく

2002年に施行されたこの法律がきっかけで補助犬への関心が深まりました。

しかし、2018年の調査ではこのような結果に...

身体障害者補助犬法を知らない

🐾 認知度の低さから、日常生活でこんなことが

🐾 補助犬パートナーが利用を断られていたら

あなたが店舗などで、補助犬が利用を断られている場面に出会ったら

「法律(身体障害者補助犬法)で補助犬の同伴が認められています」とお店の人に伝えてください。また、補助犬法の理解を家族や友人と共有していただけると嬉しいです。

私たちは、事例の状況判断をして迅速に対応し、補助犬への理解を深めていただけるようお願いいたします。

補助犬を同伴していることで、さまざまな施設や乗り物が利用できないのでは、障がいのある方の社会参加を支援するはずの補助犬が、かえって社会参加を妨げる原因となってしまいます。

多くの方にご理解いただけるよう啓発活動を行います。

🐾ありがとう

皆さまとっては小さな行動かもしれませんが、補助犬と補助犬パートナーはこんな時、助けてもらいました。


盲導犬

  • 信号待ちをしていた時、「青に変わりましたよ」の一言。犬は信号の色が判らないのです。
  • 危険は止まって知らせてくれるけど、何が危険なのか伝えられない。そんな時「目の前は工事中ですよ」と教えてもらい助かりました。
  • 道に迷って困っていたとき「何かお手伝いしましょうか?」とパートナーの肩を優しく叩いて声をかけてくれて嬉しかったです。

聴導犬 

  • 電車が止まったとき説明のアナウンスが流れますがわかりません。聴導犬を見てアナウンス内容を携帯に打って知らせてくれたので状況を理解できました。

  • 聴導犬を連れているパートナーは耳が不自由であると気づいてくれ、最初から筆談で話しかけてもらえました。


介助犬 

  • 歩道が放置自転車でふさがれて通れない時、自転車を移動してくれて助かりました。
  • お店で棚の物が届かなくて困っていたら、「これですか?」と取ってもらえました。
  • バスに乗る時、時間がかかってしまいます。優しく見守ってくれて、ありがとう。

そっと見守ってください。

外出中の歩行は、補助犬と共同作業です。

お互いが常に集中し、相手のサインを読み取りながら歩いています。

なにげなく親愛を込めて行ってしまう以下の行為は、補助犬の集中力の妨げになり、パートナーが危険な目に遭います。

触わる。なでる。

急に近寄る。

口笛を吹く。

食べ物を見せる。

ジーッと見つめる。

自分のペットに挨拶をさせる。