私たちの聴導犬・介助犬育成プロジェクトでお世話になる、セラピードッグ徳島 宮原和代 代表(一般財団法人国際セラピードッグ協会 認定セラピードッグハンドラー)のブログより
聴導犬・介助犬を育成するときお世話になるいろいろな方に、セラピードッグの訓練について質問を受けます。
セラピードッグ=動物介在治療法(AAT)は高度な訓練を2年以上受けた犬をいいます。
なぜそれが必要なのか。
私の所には、引きこもりや登校拒否、自閉症の子供さんを抱えた家族の方から泣きながら電話がかかって来る事があります。
皆さん、セラピードッグというものをきちんと調べ、家族のリハビリをしてほしいという依頼です。
どの人もみな、幸せに生きて行きたいという想いに心うたれます。
悩み、傷つき、生きる希望を探している…そんな人達のデリケートな感情を癒すだけではなく、普通の生活に戻して行く、リハビリのお手伝いをする犬が、本来のセラピードッグなのです。
流行りの癒しだけの犬は、お利口さんな家庭犬と同じです。
人は自分の命や家族、生き方を変えてもらった時、初めて自分の使命を見出します。
私は、泣きながらご連絡があった家族の方が、犬によって笑顔を取り戻した時、そんな人達の力をも得て本来の愛護が始まるのだと思っています。
そこには、人と犬との本物の共存共鳴が存在すると信じています。
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