南日本新聞より転載
鹿児島空港(霧島市溝辺)に、盲導犬や介助犬、聴導犬など補助犬専用のトイレが設置された。5日、盲導犬利用者の2人が訪れ、使い方を実演。広々と快適なトイレに「安心して飛行機に乗ることができる」と笑顔を見せた。
トイレは国内線ターミナルビル前通路の身障者降車場近くにある。鹿児島空港ビルディングは昨年秋から、盲導犬利用者らでつくるアイメイト鹿児島の春田ゆかり会長(52)と必要な設備について協議。13.4平方メートルの広さで、汚物流しやリードフック、車いすでも使える引き戸などを備える施設になった。
アイメイト鹿児島会員で、霧島市牧園に住む立山義雄さん(74)は、毎週日曜は鹿児島市に通い、空港でバスを乗り換える。「便利なトイレができうれしい。秋の全国障害者スポーツ大会の際も活躍しそう」と話した。
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