【彼岸花】: 別名【曼殊沙華】
秋の終わり頃に 土手や畦道、墓地の近くに群生しているのを見かける。花の咲く気温が約20~25℃、まさに彼岸頃が適温、鮮やかな赤い花は 強く反り返って強烈なイメージだ。 そして 花が終わったあとに葉が伸びて翌年の初夏に枯れるという 珍しい性質を持つ。なので、花と葉を同時に見ることができない。
🐾ちょっと 行くのが遅かった💦💦(枯れかけ)▼
彼岸花が 土手や畦道に植えられているのは ネズミ🐭から 稲🌾、野菜などの農作物を守るために、そして 墓地で多く見られるのは モグラやネズミ🐭から埋葬された遺体を守るためだという言い伝えがある。また 日差しが強い場所は 開花が遅くなり、半日影の涼しい場所は開花が早くなる傾向がみられるようだ。
何故かポツンと 一輪!!
【曼殊沙華 猫みつめ 犬素通りす】 星野麥丘人(ほしの ばくきゅうじん):俳人
おぅ、ひやひや💦もの。近づかなくてよかった。(危ない⚠危ない⚠💦)
上の俳句から なんとなく彼岸花の危なさが感じられる💦
彼岸花は 全草有毒の植物、花、茎、葉、根の全てに(特に球根)、主に『アルカロイド」が含まれていて 誤って摂取すると吐き気や下痢を起こし、重症の場合は中枢神経の麻痺を起こして死に至ることもあるようだ、怖い、怖い💦
散歩の際には 誤って触れたり、口にしないように気を付けないとU^ェ^U♡
でも 驚いたことに 凶作が続く飢饉があった時代には 彼岸花の球根を食べていたそう。すりおろした球根を何度も水にさらして毒を抜いて飢えをしのいだとか。これは 大変危険なので絶対してはいけない、食用厳禁!!!✖✖✖。
不吉なイメージがある彼岸花、花の色は 白、黄色、ピンク、オレンジなど赤以外の品種もあるようだ。ちなみに赤色の彼岸花の花言葉は 【情熱】・【再会】、 白色【思うのはあなた一人】、 黄色【追想】・【元気な心】など~~🍀
▶彼岸花の薬としての利用
球根は 石蒜(せきさん)とも呼ばれ、漢方薬として、去痰、解毒、催吐薬に用いられたことがあるようですが、現在は張り薬として用いられているようです。
また、根に含まれているガランタミンは 小児麻痺や無筋力症などによる運動麻痺の治療に用いられているほか、2011年に発売されたアルツハイマー病の治療薬にその成分が含まれているようです。
何気にちょっと距離を置いて見ていた【彼岸花】、毒にも薬にもなって、なかなか奥が深い植物です。
▲写真:ごえもんママから
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