徳島県職員研修


今年も10月6日・7日の二日間、「地域交流体験研修」として入庁一年目の研修生をお迎えしました。

補助犬や当NPOの活動について学んでいただき、私たちが抱える課題の解決策も一緒に考えていただきました。

2日目はユーザーの鶴野さんと盲導犬ウィン君にも参加いただき、視覚障害や盲導犬についてお話をしていただきました。

お昼には、近くのスーパーまで歩行介助を体験しながら、お昼ご飯の買い物をしていただきました。6名の研修生の方に行程を分担して介助してもらいました。


まず、盲導犬は左側歩行です。

道路端の電信柱や店の看板、溝などの障害物を避けて歩きます。 こういった障害物のある側に犬がいた方が、より確実に安全に避けることができます。

そもそもこの道路は危険なので介助なしでは歩けません。

この地域は歩道がありません。ユーザー、盲導犬、介助者が並ぶと完全に道をふさいでしまいます。

もちろん、盲導犬とてグレーチングは苦手で、避けて通ります。

補助犬入店可のマルヨシセンター八万店さん

マルヨシセンターさんには「もっと知って補助犬」のリーフレットを置いていただいてます❣️

そのせいか⁈  お客さまにも快く受け入れていただきました🙇‍♀️

各コーナーで丁寧な説明をしていただきました。鶴野さん曰く「完璧✨」


次はデザートコーナーへ😁

今度はドリンクコーナーへ

レジへ移動中

「どこへお金を入れていいのか、カードはどうしたらいいのか、お店によって違うのでさっぱりわからん💢」「そもそもタッチパネルは使えん」だそうです。確かに…

無事お買い物終了 帰ります。

横断歩道を渡って・・・

ここにもグレーチング地獄が・・・2連になってる😲

こんなに狭い道です😵

さて、ここからが最大の難関😱

こんなに狭いのです。

「これは危ないわ」

いっそのこと、ドライバーさんに協力していただいた方が安全ですね


最後に横断歩道を渡って

無事到着しました👏  ありがとうございました❣️

皆さんが「少し歩きにくいな」と感じる道は、障がいのある方にとっては「危険で進むことができない道」になります。

今回は、その違いを実際に体験していただきました。

お買い物を通して日常の中にある“見えにくい不便さ”も感じていただきました。

小さな不便さも、人によっては大きな壁になることを、体験を通して知っていただけたと思います。

NPO法人 補助犬とくしま

特定非営利活動法人(NPO法人)補助犬とくしまは、徳島県の身体障害者補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)の育成と普及啓発を促進する事業を行い、障がい者福祉の向上のための活動を行なっています。

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