日本補助犬情報センター Q&Aより転載
下記のような犬種が選ばれる傾向にありますが、もちろん、どの補助犬も「その犬種ならば絶対に補助犬になれる」というわけではありません。その中でも適性があり、ストレスなく補助犬の活動ができる犬をしっかりと訓練士が見極めて訓練することになります。
【盲導犬・介助犬】
盲導犬や介助犬は作業に一定の体の大きさが必要なため、一般的に大型犬が選ばれます。現在実働している盲導犬・介助犬の中で最も多い犬種は「ラブラドールレトリバー」です。人間と作業をすることが大好きであるという性質や、訓練のしやすさから好まれているようです。その他、「ゴールデンレトリバー」や、ラブラドールとゴールデンをそれぞれ親に持つ雑種「F1」などの犬種も活躍しています
【聴導犬】
聴導犬は「ユーザーに音を知らせ、音源まで連れていく」という作業内容からもわかる通り、体の大きさは特に必要がないため、さまざまな犬種が活躍しています。ただし、小型犬過ぎると、人間社会の人ごみの中で踏みつけられることもあるかもしれませんので、ある程度の大きさはあった方がよいと考えられています。
聴導犬訓練事業者さんの中には、保健所等に捨てられた犬の中から、音に対する反応が敏感すぎず、鈍感過ぎないことや、人間に対する反応等、様々な適性を見極め、聴導犬の訓練をしている場合もあります。
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