四国放送より転載
徳島県の事業で育てられた盲導犬の貸与式が23日、徳島県庁で行われ、これまで一緒に訓練をしていた徳島市の男性に正式に貸し出されました。
県では、約30年前から身体に障害がある人を助ける補助犬の育成事業を行っていて、今年度は徳島市の酒井喜和さんにラブラドール・レトリバーのメスの盲導犬「キャリー」が貸し出されます。
23日の貸与式では、県の森口浩徳保健福祉部長から酒井さんに貸付決定通知書が手渡されました。
酒井さんは3年前ごろから目の疾患が悪化し、視力は光を感じ取れるほどです。
これまで移動は杖を使っていましたが、3か月ほど前からキャリーといっしょに生活をし、まちを歩いたりするなど訓練を続けてきました。
(酒井喜和さん)
「旅行も好きだしスポーツも好きなので、色んな国内のみならず、海外にも行ってみたいと思います。まだ始まったばっかりなので、一緒に成長していってね。頼むよという感じです」
現在、県が貸し出している盲導犬はキャリーで4頭目となりました。
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