報知新聞より転載
巨人は23日、東京ドームで行った「ジャイアンツ・ファンフェスタ2023」内で、球団や選手が取り組んでいる社会貢献活動「Ghands」の現況報告、協力先の各種団体などへの支援金贈呈式を行った。
球団は2006年から骨髄バンク支援活動を続けていて、18年目の今年は、春季キャンプや東京ドームなどでドナー登録会を開催して計46人が登録。累計841人になった。この日は、今村司球団社長が公益財団法人日本骨髄バンクの小寺良尚理事長に支援金200万円を贈った。
菅野智之投手は2015年に「菅野基金」を立ち上げ、介助犬の普及・育成を目指す社会福祉法人日本介助犬協会を支援してきた。2022年からは新たに公益財団法人全日本軟式野球連盟を通して、学童野球や中学の部活動で軟式野球に取り組む少年・少女の支援を行っている。菅野は日本介助犬協会と全日本軟式野球連盟にそれぞれ200万円を贈った。
丸佳浩外野手は2021年から生活困窮世帯の子どもたちに食事支援を行う「丸メシプロジェクト」を立ち上げている。今回は今季の打撃成績に応じた136万円を、認定NPO法人カタリバに活動支援金として贈った。
岡本和真内野手は、2021年に飼育放棄や虐待などの被害を受けた動物たちを支援する「岡本和真HAPPY ANIMAL プロジェクト」をスタートし、今回は今季の打点数に応じた寄付金100万円を日本動物福祉協会へ贈った。
不幸な動物を救う活動や、望まれずに生まれてくる犬や猫などを減らすために不妊・去勢手術への助成を行う活動など多くの動物を救うために役立てられる。
吉川尚輝内野手は「吉川尚輝チャイルドドリームプロジェクト」として、認定NPO法人フローレンスに今季の得点数と盗塁数に応じた100万円を贈った。
日本の子どもの7人に1人が、ひとり親家庭では2人に1人が「相対的貧困の状態」にあると言われている。フローレンスは、経済的な困難を抱える家庭に、食料品や日用品などを無料で届け、継続的なコミュニケーションで関係を築いて支援していくことを目的とした「こども宅食事業」に取り組んでいて、支援金はこの活動費に充てられる。
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