10年間、職業犬として人に尽くしてきたワンコを家族に……

引退して見せる笑顔にねぎらいとこれからの幸せを願う声

ねとらばより転載

長い間、人のために尽くしてきて引退したワンコをお迎えした様子がYouTubeで紹介されています。動画は記事執筆時点で再生数5万9000回を超え、3200件を超える“高評価”が寄せられています。

【画像】職業犬を引退したワンコ

 動画が投稿されたのはYouTubeチャンネル「あにまるず Animals」。投稿者さんのお宅には、犬や猫をはじめ、ハリネズミやカラスに烏骨鶏、カワウソやワラビーなどさまざまな保護動物たちが暮らしています。

 そんなあにまるずに新しい家族として迎えられたのは、シニアの白いトイプードルです。警察犬や盲導犬・聴導犬、介護犬、救助犬など……人間のための仕事に就くワンちゃんはさまざまいますが、このワンちゃんもそんな“仕事を持った”犬の1匹でした。その“仕事”とは、「トリミングの練習犬」!

 ワンちゃんの名前は「クルトン」さん。あにまるずのママ、あいるんさんがお世話になっている学校で、10年もの間トリミング練習犬として頑張ってきました。このたび引退が決まり、「余生はのんびり過ごしてほしい」ということであにまるずの一員となったのです。

 幸いなことに学校ではとても大切にされていたので、人間のことは大好き! あいるんさんにベッタリで、家中どこでも付いて歩きます。ただ、先住猫の「ポン太」くんのことは最初は少し警戒していたようで、出くわすと隠れてしまうことも……。

 こうして家族に迎えられたクルトンさん、まずは動物病院で健康チェックをしてもらいました。目の白濁や歯の衰えなどは老化によるもの。血液検査をして、歯石も取ってもらいスッキリして第二の犬生のはじまりです!

 お家に帰り、ママの膝の上で甘えるクルトンさん。その隣には……ついさっきまで警戒していたポン太くんの姿があります。ポン太くんも野良だったところを保護されて家族になった猫ちゃんです。そんなふたりが、ケンカすることなく一緒にママの膝でくつろぐ姿に心が温かくなりますね。

 ニッコニコの笑顔を見せていたクルトンさんでしたが、眠たくなってきたようで、ママの膝上でへそ天姿に……! 学校で大事にされていたとはいえ、自由にならない時間もあったことでしょう。もう、好きなときに好きなだけ眠っていいんです。本当にお疲れさまでした。

 動画には「長い間お疲れさまでした。これからはアニマルズでおだやかに過ごしてね」「幸せな家猫、家犬になれて良かったねぇ」「安心してのんびり穏やかに過ごして欲しい!」「これからは温かい愛情に溢れたあにまるずのお家で、何を強要されることもなく、愛情をいっぱいもらって幸せな余生を送って欲しいです」など、ねぎらいとこれからの幸せを願うコメントが寄せられています。

 後日、巨大食道症(食道拡張症)という病気であることが判明したクルトンさん。あにまるずの仲間たちやママに支えられ、現在闘病中です。そんなクルトンさんの頑張る姿はYouTubeチャンネル「あにまるず Animals」で見られます。

 また、TikTok(@animalsashi)やX(Twitter)(@animals323)でも情報発信をしている他、あにまるずの本『あにまるず Animals 大家族は毎日やることがたくさん!』(マイナビ出版)も販売中です。

画像提供:YouTubeチャンネル「あにまるず Animals」

NPO法人 補助犬とくしま

特定非営利活動法人(NPO法人)補助犬とくしまは、徳島県の身体障害者補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)の育成と普及啓発を促進する事業を行い、障がい者福祉の向上のための活動を行なっています。

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